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ミニマリストが食洗機を導入して、家事を時短しようとしたが失敗だった
家事の中で特に毎日しないといけないのは、食器洗いですよね。
1回15分したとして、1日3回食器洗いをすると1日45分の時間を使うことになりますよね。
時給900円と考えると、1日675円となります。
この時間を短縮したいと思い、今回食洗機を導入してみました。
結論を先にいうと、ぼくには工事不要のタンク式の食洗機は向いていませんでした。
本記事では食洗機を導入しよと考えている方に、工事不要のタンク式の食洗機のデメリットを理解していただいて導入の参考になればいいなと思っています。
<2021年1月11日更新>
工事不要のタンク式食洗機はおすすめできません。
しかし、水道の工事をして設置する食洗機はめちゃくちゃ便利でした。
そちらの記事はこちらにまとめているので参考にしてください。

工事不要で設置可能な食洗機のご紹介
実際に工事不要のタンク式の食洗機を使ってみて感じたデメリット8つ
ミニマリストが試しに使ってみた食洗機はこちら
今回ぼくが使った食洗機はエスケイジャパンのJaime(ジェイム)という食洗機です。
こちらの食洗機は工事不要で場所を選ばずに使えるというものです。
本体に給水タンクが付いていて、そのタンクから水を使っていきます。
通常の食洗機だと水道を分岐させて(要工事)給水するのですが、給水タンクから水を取ることができるので工事が不要となっています。
お手軽に食洗機を導入したいという方にはすごく良い商品となっています。
Jaime(ジェイム)は2020年5月9日時点で35,974円で購入することができます。
冒頭でご紹介したとおり、時給900円で考えると1日あたり675円なので、約53日使えば元を取れる計算になります。(本体代以外に電気代もかかりますが)
2ヶ月ぐらいで元が取れるのなら、導入してもいいかなと思えてきますよね。
今回ぼくは、いきなり購入するのは抵抗があったのでRenio(レンティオ)というサービスを使ってレンタルをしています。
こういった高級な家電は一度使ってみてからじゃないと、本当に便利なのかということがわからないのでまずレンタルで試してから購入するようにしています。
ミニマリストなので、不本意に物が増えるのも嫌ですし。
Rentio(レンティオ)についてはこちらの記事で詳しくレンタルの手順をまとめているので参考にしてみてください。

実際に食洗機ジェイムを我が家に置いてみた。
給水と排水が楽になるので、食洗機の一番いい置き場はシンクの近くに置くことです。
しかし我が家ではスペースの問題上シンクの近くに置くことはできませんでした。
そのため少し変わった方法で設置してみました。
こういったお家は多いと思うので参考になるかと思います。
まずは棚を設置して、その上にジェイム本体を置きました。

排水を受けるために、バケツを設置しました。

この置き方であればシンクの近くでなくても設置することができます。
設置をするときにネックだったのが、アースです。
食洗機は水を使うということで、アースは必ず設置しておきたいところです。
購入を検討されている場合は、アース付きのコンセントがどこにあるのか把握しておくことが必要です。
アースがどうしても取れない場合は、漏電遮断器というものがあるそうなのでこちらを使ってみるのも良いかもしれません。
食洗機ジェイムの洗浄力の実力は?

洗浄力については文句はありません。なかなかの仕上がりだと思います。
お湯を使って洗うので、たしかに食器はツルツルになっていました。
実際に使ってみて食洗機がイマイチだったと感じるところ
- 毎回水を入れないといけない
- 毎回水を捨てないといけない
- フライパンや鍋は入らない
- セットするのがめんどくさい
- 手洗いのほうがはやい
- 結局予洗い必要
- 1時間乾燥しても乾ききらない
- やっぱりでかい
①毎回水を入れないといけない
エスケイジャパン Jaime(ジェイム)ですが、さきほどご紹介したとおり工事が不要でどんな家でもすぐ使えるというのが大きいメリットです。
しかし、そのメリットの反面デメリットがあります。
それが、毎回ジェイムに水を入れないといけないということ。
正直これが結構大変です。
水の入れ方は、この2つがあります。
正直な感想としては、どちらも結構手間がかかります。
- 専用のバケツを使ってタンクに水を入れる方法
- 給水タンクを取り外して直接水を入れる方法
【給水方法①】専用のバケツを使ってタンクに水を入れる方法

給水タンクには6リットルの水が入ります。

そして専用のバケツは2リットルです。
そのため、毎回バケツから最低3回水を入れる作業が発生します。
それにバケツに目一杯水を入れてしまうとタンクに水を入れづらいので(こぼしてしまうかもしれない)、8割ぐらいにして給水していました。
つまり4回給水作業が必要なわけです。
食器を洗うたびに6Kgの水を4回に分けて運ぶというのが、どうしても面倒でした。
【給水方法②】給水タンクを取り外して直接水を入れる方法

本体から給水タンクを取り外して、給水タンクに直接水を入れることもできます。
給水タンクには6リットルの水が入ります。
つまり6Kgの重さになります。
この6Kgの給水タンクを、水をこぼさないように本体にセットするのが結構気を使います。
給水タンクには一応フタが付いています。
フタが付いているから、こぼれないのでは?と思われるかもしれませんがこのフタは飾りみたいなもんです。
給水タンクにただ乗っているだけです。
そのため、給水タンクを傾けると簡単に水はこぼれてしまいます。
食器を洗うたびに6Kgの水を運ぶというのが、どうしても面倒でした。
解決策として、ホースを購入して蛇口から給水をしている方もいらっしゃるそうです。
我が家はスペースの問題で蛇口から遠くに置くしかなかったのでこの方法は使えませんでした。
②毎回水を捨てないといけない

我が家の間取りでは、シンクの近くにジェイムを設置することができませんでした。
そのため、少し離れた場所に棚を置いてその上にジェイムを置いて排水はバケツで受けるという方法を取っていました。
そのため、食器洗いが終わるたびにバケツに溜まった水を捨てるという作業が発生しました。
1回の食器洗いで6リットルの水を使うので、当然バケツに溜まる水も6リットルです。
つまり6Kgの重さです。
食器を洗う前に運んだ6Kgの水を、食器を洗い終わった後にも運ばないと行けないということです。
1回食器を洗うたびに12kgの水を運ぶわけです。
1日3回食器を洗うことを考えると、36Kgの水を毎日運ばないといけません。
これはあまり効率的ではないなと思いました。
③フライパンや鍋は入らない。包丁もだめ。水筒もきびしい
これは他の食洗機でもそうだと思いますが、大きめのフライパンや鍋は入りません。
絶対に入らないというわけではありません。
入れてしまうと、食器が入らなくなるのでそれでは意味がありません。
結局フライパンや鍋は入らないので、結局自分で洗う必要があります。
それに包丁は入れてはいけないという記載がありました。

水筒も食洗機に入ります。しかし、フタの部分を入れるのが難しいです。
フタは小さいので、食洗機のカゴの網目から落ちてしまいます。
小物を入れる用の別カゴも付いていますが、その別カゴを使ってしまうと他の食器が入らなくなってしまいます。

食器洗いから完全に開放されたいと思っていたぼくには、かなりのデメリットです。
食洗機を手に入れたら、食器洗い用のスポンジを手放そうと思っていたぐらいだったので・・・
④食器をセットするのがめんどうくさい

食洗機はうまく食器を入れないと、きれいに洗えません。
それと内側は狭いのでうまく入れないと少しの食器しかいれることができません。
使っていれば慣れてくるのかもしれませんが、ぼくの場合この考えながら食器をセットするということがとても面倒でした。
ミニマリストが使っている食器をこちらの記事で紹介しています。
こちらも合わせてチェックしてみてくだささい。


⑤手洗いの方が早い
最終的な結論としては、一人暮らし程度の食器の量だと手洗いの方が早いということです。
今回ご紹介したジェイムと我が家での置き方をした場合ですが。
置く場所がシンクの近くにあって、ジェイムを完璧に使いこなせる環境があれば良いのかもしれません。
しかし我が家の場合、給水したり排水したりそういった手間がどうしてもかかってしまいます。
それを考えると手洗いで済ました方が早いと思いました。

⑥結局予洗いが必要

食器を使った後、食洗機に入れればOKというわけではありません。
食器に残った、食べカスは軽く予洗いして洗い流す必要があります。
そのまま入れてもいいとは思いますが、そうすると結局食洗機の方に食べカスが溜まってそちらの掃除が面倒になると思います。
予洗いするぐらいなら、その場で洗ったほうが早いと思いました。
⑦1時間乾燥しても乾かない
ジェイムで食器洗いをした後、1時間乾燥をしてみましたが、正直ほとんど乾きませんでした。(ぼくの使い方が間違っているのかもしれません)
結局自分で取り出して、食器を干して乾かしました。
自動で食器を洗ってくれて、乾燥してくれて、その後棚に戻すだけとイメージしていたぼくにとっては、イメージと大きくずれていました。
⑧やっぱりでかい
ジェイムは食洗機の中でも小型サイズです。
とは言ってもやっぱりでかいです。
当然、食洗機用の置き場がないシンクには置くのはかなり厳しいです。
シンクに置けないと、給水したり排水したりという手間がどうしてもかかってきます。
これでは食洗機の良さを完璧に使い切れないですね。
まとめ。食洗機に振り回されている感じがした
色々と実際に使ってみて感じたデメリットをご紹介してきたわけなんですが、一言でまとめると「食洗機に振り回されている感じがした」というのが率直な意見です。
生活を楽にするために導入したはずの食洗機ですが、その食洗機に振り回されているとすごく感じました。
使いこなせばすごく快適なのかもしれません。
しかし、使いこなすために色々と面倒を見てあげないといけない。
自分で食器を洗うのと食洗機の面倒をみるどちらの方が自分にとって楽なのかを考えた結果、自分で食器を洗うことを選びました。
今回使ったジェイムが悪いというわけではありません。
我が家の間取りとジェイムの相性も悪かったように感じています。
やはり食洗機はシンクの近くに置かないとその便利さを発揮できません。
洗濯機は置き場があるのに、食洗機置き場がある部屋ってあまりないですよね。
まだまだ食洗機が普及していない証拠だと思います。
食洗機を置くことを想定した間取りの部屋が今後出てくることを期待します。
以上のことから、現段階ではぼくは食洗機は使わないという結論に至りました。
また良さそうな商品が出てきたら食洗機の導入も検討しようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、ミニマリストころっけ(@minimalCoro)でした。